食コラム
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彩りだけじゃもったいない!「さやいんげん」の食感をもっと楽しもう♪

鮮やかなグリーンがお料理の彩りにうってつけの「さやいんげん(いんげん)」。
彩りの効果が絶大なので、どうしても脇役のイメージが沸いてしまいますよね。彩りと食感だけが特徴と思われがちですが、実は栄養も豊富なので、緑の野菜が少なくなる夏にぜひ積極的に使っていただきたいおすすめの野菜です!

脇役のイメージを払拭すべく「さやいんげん」の特徴や使い方をご紹介します。
鮮やかなグリーンがお料理の彩りにうってつけの「さやいんげん(いんげん)」。
彩りの効果が絶大なので、どうしても脇役のイメージが沸いてしまいますよね。彩りと食感だけが特徴と思われがちですが、実は栄養も豊富なので、緑の野菜が少なくなる夏にぜひ積極的に使っていただきたいおすすめの野菜です!

脇役のイメージを払拭すべく「さやいんげん」の特徴や使い方をご紹介します。

さやいんげんの楽しみ方

  • さやいんげんってどんな野菜?

    さやいんげんはマメ科の野菜で、サヤ付きのものを若採りした野菜です。
    別名、いんげん、いんげんまめ。四季豆、菜豆(さいとう)など地方により呼び方に違いがあります。また、生長が早く1年に3回収穫できることから、関西では「三度豆(さんどまめ)」とも呼ばれています。

    原産地は中央アメリカやメキシコ南部。コロンブスによりヨーロッパへ渡り中国を経て、江戸時代初期に隠元禅師により日本へ伝わりました。当時は豆を食べる乾燥子実用でしたが、若いサヤを食用とする青果として広まったのは明治時代からだと言われています。

  • さやいんげんの旬は、6月~9月。主な産地は千葉県、福島県、鹿児島県など。旬の時期は北海道から沖縄まで全国的に栽培されています。
    ハウス栽培品や輸入品も出回るので、スーパーなどでは一年中売られています。

  • さやいんげんの種類

    さやいんげんには「ツルあり」「ツルなし」の草丈の長短で分類があり、さらに「丸サヤ」「丸平サヤ」「平サヤ」のサヤの形での分類があります。
    一般的には丸平サヤで長さ20㎝程の「どじょういんげん(ケンタッキーワンダー)」という品種が流通しています。

    様々な品種の中から代表的なものをいくつかご紹介します。

    ●モロッコいんげん
    平サヤで、長さは20cm位まで大きくなり、肉厚でやわらかい。

    ●サーベルいんげん
    丸サヤで、長さは13㎝~15cmと短い。細くてやわらかい。

    ●紫いんげん/黄いんげん
    紫いんげんは茹でると濃い緑色に、黄いんげんは茹でると薄い黄色になる。

    ●漆野いんげん
    山形県の伝統野菜で、若サヤで食べることもできるが、サヤごと乾燥させるのが特徴。サヤがとてもやわらかいので、サヤごと戻して利用することができる。サヤごと煮るとサヤが透き通り中の豆が見え、料理が映える。

    ※写真:上から「モロッコいんげん」と「紫いんげん」

  • 「ささげ」は さやいんげんの仲間??

    細長く、長さが30~50cmと、とても長い「ささげ」。さやいんげんのようにサヤごと食べる品種のほかにも、お赤飯に使われるものなど豆を食べるための品種もあります。
    さやいんげんと同じマメ科ではありますが、厳密に言うとさやいんげんはインゲンマメ属で原産地が中央アメリカやメキシコ南部であるのに対し、ささげはササゲ科で原産地がアフリカと、分類と原産地に違いがあります。

    分類上「いんげん」と「ささげ」は違うものではありますが、若採りしたささげは、いんげんと同様の調理法で楽しむことができます。

  • 栄養

    抗酸化作用があるβ-カロテンをはじめ、ビタミンB1、ビタミンK、マグネシウム、カルシウムなどが比較的多く含まれています。
    また、アミノ酸の一種であり疲労回復に役立つアスパラギン酸や、肝機能や免疫力アップに関与するリジンが含まれていることにも注目したいですね。

  • 見分け方

    サヤの先までピンとしていて、全体的にふっくらとハリのあるもの、豆の形がはっきりと出ていないものを選びましょう。
    一般的な どじょういんげんの場合、太いものは筋が硬いので細めのものがおすすめです。

  • 保存方法

    ラップで包むかポリ袋に入れ、野菜室で保存しましょう。鮮度が落ちるのがとても早く、鮮度が下がってくると栄養価も下がり硬くなってしまうので、なるべくその日のうちに使いましょう。
    使い切れない場合は、硬めに下茹でをして冷凍保存するのがおすすめです。

  • 使い方

    基本的に下茹でをしてから使用します。最近ではほとんど筋がない品種が多いですが、筋がある場合は両端を少し折って優しく筋を取りましょう。

    塩で板ずりをして2分程下茹でをします。氷水で一気に冷やし、キッチンペーパーでよく水分を切りましょう。あるいは、ザルに上げてうちわなどを使い手早く冷ませば水っぽくなりません。

    独特の食感が気になる方は、斜めに薄く切るか揚げ物にするなど、切り方や調理方法を工夫すると良いでしょう。
    冷凍したものは、凍ったままポキポキ折って加熱調理できるので便利です。

  • さやいんげんと中の豆を食べるえんどうまめは、どちらも世界中で栽培されていて品種の数がとても多い野菜です。さやいんげんは、欧米では歯ごたえがなくなる位柔らかくして食べるなど、各国で食べ方にも違いがあるようです。

    一年中手に入る野菜ですが、旬の時期にしか味わえない甘さや風味を最大限に活かし、さやいんげんをもっと楽しんでみませんか♪

食感を楽しむ☆さやいんげんを使った簡単レシピ

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    【いんげんとクルミの白和え】

    ■材料/2人分
    いんげん      50g
    クルミ       10g
    人参        10g
    豆腐        75g

    -調味料-
    ねり胡麻   大さじ1/2
    砂糖     小さじ1/2
    しょうゆ   小さじ1/2
    塩          1g

    ■作り方
    ①いんげんは下茹でをして冷まし、5㎜幅の斜めにカットする。ニンジンは細めの千切りにし、下茹でをして冷ます。
    ②豆腐は、キッチンペーパーで包み重しをして10分程置いて水切り後、滑らかになるまで混ぜる。
    ③よく混ぜた調味料と、②を混ぜる。①、③、クルミをさっくりと和えたら出来上がり。

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    【いんげんと油揚げの生姜和え】

    ■材料/2人分
    いんげん      50g
    油揚げ       10g

    -調味料-
    生姜        7g
    しょうゆ   大さじ1/2
    砂糖        少々
    ごま        2g

    ■作り方
    ①いんげんは下茹でし、冷めたら5㎜幅の斜めにカットする。
    ②油揚げは短冊切りにし、油抜きして、水気をよく切る。
    ③調味料をよく混ぜ、水気をよく切った①と②を和えたら出来上がり。

  • string(6) "なし"

    【いんげんとちくわのチヂミ】

    ■材料/20㎝のフライパン1枚分
    いんげん      7本(45g)
    ちくわ         1本
    パプリカ(赤)     20g

    -生地-
    小麦粉       大さじ2
    片栗粉       大さじ2
    水           50ml
    和風だし(顆粒)  小さじ1/2
    食塩          少々
    ごま油         適量

    ■作り方
    ①いんげんは下茹でをして冷ましておく。ちくわは縦1/6位にカットする。パプリカは千切りにする。
    ②生地の材料を混ぜる。
    ③フライパンにごま油を敷き温まったら一度火を止め、①を並べたら再度火をつけ、②の生地を上から回しかける。
    ④両面が色よく焼けたら、出来上がり。ひと口大にカットをして盛り付ける。
    ※ポン酢+ごま油、酢しょうゆ、山椒などをつけて、お召し上がりください。

written by 小市 亜紀子

チョクバイ!オフィシャルサポーター
野菜ソムリエプロ/冷凍生活アドバイザー/ 食生活アドバイザー2級/栄養士/調理師

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