食コラム
食コラム

クレオパトラの時代に思いを馳せる「王様の野菜」モロヘイヤ

「絶世の美女 クレオパトラが愛したとされる野菜 モロヘイヤ。」という言葉を聞くだけで、「モロヘイヤを食べたら綺麗になれるかしら?」そんな期待を抱いてしまう…。とても魅力的な野菜だと思いませんか??

じりじり照り付ける太陽にも負けず、葉を広げるモロヘイヤは、夏の今が旬。厳しい環境の中でも逞しく育つ、元気いっぱい野菜のモロヘイヤを食べて、夏の強い紫外線や暑さで疲れた体やお肌をリセットしませんか?
「絶世の美女 クレオパトラが愛したとされる野菜 モロヘイヤ。」という言葉を聞くだけで、「モロヘイヤを食べたら綺麗になれるかしら?」そんな期待を抱いてしまう…。とても魅力的な野菜だと思いませんか??

じりじり照り付ける太陽にも負けず、葉を広げるモロヘイヤは、夏の今が旬。厳しい環境の中でも逞しく育つ、元気いっぱい野菜のモロヘイヤを食べて、夏の強い紫外線や暑さで疲れた体やお肌をリセットしませんか?

モロヘイヤの楽しみ方

  • モロヘイヤはこんな野菜です

    原産地はアフリカ北部からインド西部で、エジプトでは5000年以上も前から栽培されていた野菜だそう。高温、乾燥地域でもぐんぐんと成長する、生命力の強い野菜です。

    モロヘイヤは、アラビア語で「Mulukhiyah」(ムルキーヤ)が訛ったもの。ムルキーヤには、昔、王様の病気がどんな薬でも治らなかったのに、このモロヘイヤを食べたら治ったという出来事で「モロヘイヤを王様以外食べてはならぬ。」と禁止令が出たことから、ムルキ「王様」、ヤ「物」で「王様の野菜」という意味があります。

    さらに、美容効果も期待できるとされ、絶世の美女 クレオパトラも好んで食べた野菜ということで有名になりました。
    日本では、「ツナソ」とか「黄麻(こうま)」と呼ばれており、1980年代に栄養価の高い野菜と認められ、健康野菜として全国に広まっていきました。

  • エジプト庶民も愛する、モロヘイヤスープと「マハラタ」

    王様しか食べることができないという禁止令もあったモロヘイヤでしたが、古くから、エジプト庶民にも馴染みのある野菜でした。一般家庭では今でも、モロヘイヤをスープにして楽しむそうです。家庭の食を預かるエジプト女性にとって、「モロヘイヤスープを上手に作れることが、いいお嫁さんの条件。」とも言われているくらい、モロヘイヤスープはエジプト庶民に愛されている料理なのです。

    そんなモロヘイヤスープを作る時には、たくさんのモロヘイヤを刻むことになるのですが、その刻む作業がスムーズにできるようにとエジプトでは、モロヘイヤ専用包丁「マハラタ」という包丁があるそうです。
    刃の両方に取手がついていて、左右にゆらゆらと動かしながらモロヘイヤを刻んでいくもので、手が疲れにくいというメリットがあるのだとか。

  • 栄養

    モロヘイヤは、夏の暑さを乗り切る元気を与えてくれる他、皮膚を健やかに保ち、錆びない体づくりに役立つ働きがあったり、骨ごと食べられるめざしやしらす干しよりも多いカルシウムが含まれていて、骨や歯を強くする働きがあるとされています。

    また、茹でた葉を包丁でたたくことで出る粘りは、ムチンと呼ばれ、胃腸を守る働きがあると言われています。

  • こんなモロヘイヤを選びましょう

    ・葉は、ぴんとしていてハリのあるもの。
    ・緑色が鮮やかで、みずみずしいもの。
    ・茎は弾力があり、手で簡単に折れるくらい柔らかいもの。

    葉や茎が変色していたり、しなびているものは鮮度が落ちています。また、茎がかたいものは、加熱しても柔らかくならないので食べないようにしましょう。

  • 実と種に注意!

    一般に販売されているものは心配ありませんが、家庭菜園などでモロヘイヤを栽培されている場合には、実や種には有害な成分が含まれているので収穫時には気をつけるようにしましょう。

  • 保存の仕方

    乾燥は大敵!!

    ●冷蔵庫で保存する場合
    モロヘイヤを水で湿らせて、新聞紙に包み、ポリ袋に入れて保存します。2~3日ほどで使いきるようにしましょう。

    ●冷凍保存する場合
    さっと茹でてから水気を切り、使いたい大きさにカットして冷凍保存袋などにいれて保存しましょう。
    刻んで冷凍しておけば、和え物やお浸しなどに自然解凍して使うことができてとても便利です。

  • 下ごしらえのポイント

    モロヘイヤは鮮度が落ちるとかたくなるので、新鮮なうちに茹でることをおすすめします。
    そして、モロヘイヤはアクが強いので、一度茹でて、水に取ってから調理するようにしましょう。

    ●茎から葉を取る
    茎が柔らかい場合には、茎と葉を一緒に使いますが、茎がかたい場合には、葉の部分だけを摘んで調理するようにしましょう。

    ●茹でる
    たっぷりのお湯に塩少々を加えて、葉(柔らかければ茎も)を入れ、色が鮮やかになったらすぐにザルに取り、水にさらします。

    ●刻む
    スープなどに使う場合には、茹でたモロヘイヤを包丁で軽くたたくように刻んでいきます。細かく刻むほど粘りが出ます。自分の好みで調整するようにしましょう。この時、まな板を濡らしておくと、まな板にぬめりがつきにくく扱いやすいですよ。

モロヘイヤのおすすめレシピ

  • string(6) "なし"

    下ごしらえのポイントを押さえて、モロヘイヤ料理を楽しんでみましょう。

  • string(6) "なし"

    【3つのネバりで元気いっぱい!お好み焼き】
    モロヘイヤ、大和芋、納豆。3つのネバネバを使ったお好み焼き。モロヘイヤは細かく刻んで入れることで、食べやすくなります。

    ◆材料
    茹でて刻んでおいたモロヘイヤ 2分の1束分
    納豆  1パック
    大和芋 120g
    だし  大さじ1
    米粉 大さじ2
    サラダ油 適量
    青のり 適量
    マヨネーズ、ソース 各適量

    ◆作り方
    ①大和芋は皮剥き、すりおろしておく。
    ➁ボールに①とモロヘイヤ、納豆、だし、米粉を加えてよく混ぜ合わせる。(生地が柔らかければ、米粉を足して調整する)
    ③フライパンを熱し、サラダ油を加え、➁の生地を流し入れて中火で焼き色がつくまで焼く。
    ④焼き色がついたらひっくり返し、火を弱火にし蓋をして焼く。
    ⑤反対側にも焼き色がついたら、蓋をとって中火にし、1分ほど焼いて火を止める。

  • string(6) "なし"

    【モロヘイヤときゅうりの梅和え】
    ねり梅にだしを加えることで、酸っぱさも穏やかに。

    ◆材料
    茹でて刻んでおいたモロヘイヤ 2分の1束分
    きゅうり 2分の1本
    だし 大さじ1と2分の1
    薄口しょうゆ 少々
    ねり梅 小さじ2分の1
    塩 少々

    ◆作り方
    ①薄くいちょう切りにしたきゅうりをボールに入れ、塩少々を入れて揉み、少しおいておく。出てきた水分を取っておく。
    ➁モロヘイヤは細かくしっかりと刻んで粘りを出しておきましょう。
    ③ボールにだし、ねり梅、薄口しょうゆを入れて混ぜ、①と➁を入れてよく混ぜ合わせる。

  • string(6) "なし"

    【モロヘイヤの冷たいスープ】
    暑くて、食欲が湧かない時でも冷たいスープなら、さらさらと喉を通り食べやすくなります。

    ◆材料
    さっと茹でて刻んでおいたモロヘイヤ 2分の1束分
    オクラ  1本
    鶏がらスープの素 小さじ4分の1
    昆布だし(顆粒)  小さじ4分の1
    水       1と2分の1カップ
    うす口醤油   適量

    ◆作り方
    ①オクラは、板ずりし(まんべんなく塩をして、まな板の上にすりつけるようにして転がす)、沸いた湯にさっと入れて茹で、水にとり粗熱を取って輪切りにしておく。
    ➁鍋に水、鶏がらスープの素、昆布だしを入れて煮たたせる。
    ➁①に刻んだモロヘイヤを入れて、薄口醤油で味を調えて火を止める。
    ③②を冷蔵庫で冷やし、いただくときに①のオクラを入れて混ぜ合わせる。

  • string(6) "なし"

    【モロヘイヤとツナのふわふわ揚げ】

    ◆材料
    茹でて刻んでおいたモロヘイヤ 4分の1束分
    木綿豆腐 200g
    ツナ   20g
    片栗粉 小さじ2
    塩 少々
    揚げ油 適量

    ◆作り方
    ①木綿豆腐はしっかりと水切りをする。
    ➁ボールに①とツナ、片栗粉、モロヘイヤ、塩を入れてしっかりと混ぜ合わせる。
    ③スプーンで一口大きさにまとめ、170度の油で焼き色がつくまで揚げる。
    (生地が柔らかいので、扱いに注意してください。)

written by 青柳 由美子

野菜ソムリエプロ/冷凍生活アドバイザー/食品衛生責任者

公式SNSにて最新情報をチェックできます!

facebook Twitter instagram