食コラム
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ギュッと搾って料理をさわやかに♪もっと知りたい!「シークワーサー」

シークワーサーと言えば、ジュースやサワーに使われているとても酸っぱい柑橘類というイメージがありますよね。実は収穫する時期によって色や味が変化するので、長い間楽しむことができる柑橘類なんです!
これからの季節は生のシークワーサーが出回ります。旬のしぼりたて果汁を使って、もっとシークワーサーを楽しんでみませんか?
シークワーサーと言えば、ジュースやサワーに使われているとても酸っぱい柑橘類というイメージがありますよね。実は収穫する時期によって色や味が変化するので、長い間楽しむことができる柑橘類なんです!
これからの季節は生のシークワーサーが出回ります。旬のしぼりたて果汁を使って、もっとシークワーサーを楽しんでみませんか?

シークワーサーの楽しみ方

  • シークワーサーとは?

    和名は、ヒラミレモン(平実檸檬)。言わずと知れた沖縄県の特産品。琉球諸島や台湾に自生する香酸柑橘類(※1)の一種で、昔から沖縄では各家で1本は植えていたと言われています。

    「シークワーサー」という名は、沖縄の方言で「シー=酸っぱいもの」、「クヮーサー=食べさせる(与える)もの」の意味を持っています。
    もともと方言から生まれた名前なので、「シークヮーサー」「シークワシャー」「シークァーサー」など様々な表記が見られます。

    (※1)香酸柑橘類とは、実を食べるのではなく薬味や風味付けに使用し、香りや酸味を楽しむ柑橘類のこと。

  • 品種

    シークワーサーは、イシクニブ、フスブタ、タネブトなど複数の品種があり、大きさや成熟期、苦みの有無に違いがあるようです。沖縄県では主に、大宜味(おおぎみ)クガニ、勝山クガニ、カーアチーなどが栽培されています。2009年には、種なしのシークワーサー「仲本シ―ドレス」も品種登録されました。産地によって様々な名称が付けられていることもあり、品種の数は100を超えるとも言われています。

  • 特徴 

    種まきから実がなるまで、7~10年かかると言われているシークワーサー。木の高さは5mほどで、4月に白い花を咲かせます。1本の木から採れるシークワーサーは500個以上とも言われ、果実の大きさは3~4㎝で比較的皮は薄く、中には通常10粒前後の種が入っています。

    一般的に、シークワーサーは「青切り」と呼ばれる未熟で果皮が緑色のものを収穫します。成熟するにつれ果皮が黄色くなり、青切りの強い酸味から甘酸っぱい味へと変化していきます。完熟した黄金色のシークワーサーは、皮をむいてみかんのように食べることもでき、沖縄の方言の「黄金=クガニー」から「クガニ」とも呼ばれ、「フルーツシークワーサー」としても流通しています。

  • 旬と生産地

    青切りシークワーサーの旬は8月下旬から9月。成熟したものは2月まで収穫でき、長く楽しむことができます。
    生産地は、生産量をほぼカバーする沖縄県の他に、一部鹿児島県でも栽培されているようです。なかでも沖縄県大宜味村は、生産量も消費量も日本一を誇るシークワーサーの大産地です。

  • 見分け方

    青切りを選ぶときは、果皮の色が濃くハリがあり、みずみずしいものを選びましょう。
    完熟のものを選ぶときは、光沢とハリがあり黄色くまんべんなく熟しているものを選ぶとよいでしょう。
    また、ずっしりと重いものは水分が豊富な証拠と言われています。

  • 保存方法

    暑い時期は、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。涼しい時期は常温でも保存できますが、なるべく早く使うとよいでしょう。
    丸ごとラップに包み保存袋に入れ冷凍するか、絞った果汁を製氷皿で冷凍し、凍ったら保存袋に入れて冷凍保存しておくのも おすすめです。

  • 栄養

    シークワーサーは、古くから健康長寿の食材のひとつとしても数えられ、健康や美容に良いと言われるβ-カロテン、β-クリプトキサンチン、ビタミンCなどが多く含まれています。
    その他注目すべき成分として、疲労回復に役立つクエン酸、ポリフェノールの一種であるノビレチンや、血流改善に関与すると言われているヘスペリジンが含まれています。

  • 注目成分!「ノビレチン」

    近年、シークワーサーの成分で最も注目されているのが「ノビレチン」。フラボノイドの一種で、果皮の部分に多く含まれています。
    温州ミカンの10倍あるとも言われるシークワーサーのノビレチン含有量は、数ある柑橘類のなかでも群を抜いて高いのが特徴です。
    ノビレチンは、血糖値や血圧をサポートをする作用があると言われています。ほかにも、アレルギーの緩和、美肌作用など、多くの健康維持に役立つ効果が期待され、研究が進められている成分です。

    また、シークワーサーは成熟していくにつれノビレチン含有量が減少していくので、ノビレチンを効果的に摂取したい場合は、8~9月頃収穫する青切りのシークワーサーがおすすめです。皮ごと利用するか、果汁を絞る時には皮も一緒に強く絞って使うと良いでしょう。

  • 沖縄県での使い方

    沖縄県北部(やんばる)地域で昔から親しまれていたシークワーサー。その頃から、酢の代わりに用いられていたようです。また、酸の働きを活かし、芭蕉布の洗濯、染み抜き、繊維を柔らかくしたり、染色の助剤などにも利用されていたと言われています。

    現在は、泡盛に入れる、お刺身にかける、しょうゆに加える、など様々な方法で利用されています。シークワーサーを天ぷらにするお店もあるそうですよ!

  • 使い方

    シークワーサーは収穫時期により酸味や甘味が違うので、お好みにより様々な使い方ができます。収穫時期によるシークワーサーの一般的な使い方をご紹介します。

    【8月下旬~9月】
    青切りと呼ばれ、果皮が緑色で酸味が強く、さわやかな余韻があります。主にそのまま搾って利用されています。
    お料理のアクセントとして、フレッシュな酸味を足したい時にピッタリです。
    ●焼き魚、お刺身、揚げ物、和え物、酢の物、ドレッシング、飲み物など

    【10月~12月中旬】
    10月以降になると黄色に変化してきます。酸味がやわらいでくるので、主に原液のジュース用に利用されています。

    【12月中旬~2月】
    完熟して果実の色は黄色~オレンジ色になり、糖度が増し甘酸っぱくなります。完熟したシークワーサーは、生食も可能になります。みかんのように皮をむいて食べることができます。
    ●焼き菓子、ジャム、ジュース、はちみつ漬けなど

  • シークワーサーをギュッと搾れば、いつもとは違うお料理に早変わり!キリっと酸っぱい特有の風味で、いつものお料理をさわやかにアレンジしてみてはいかがでしょうか。

シークワーサーを使った簡単レシピ

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    まずは、青切りシークワーサーを生でギュッと搾ってお料理を楽しんでみましょう。
    お肉やお魚など脂が多めのお料理にかければさっぱりと、酢の物や和え物にかければ、シークワーサーのキリっとした酸味を存分に味わえますよ!
    また、ドリンクやスイーツなどでも収穫時期による酸味の違いを楽しみたいですね。

    ●おすすめの搾り方
    シークワーサーのおしりに楊枝を刺し、中身をほぐすように楊枝の先をグルグル回して楊枝を抜き、優しく搾れば種が出ずに簡単に搾ることができます。お料理に少しずつかけたい時に便利です。

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    レシピ1【さつまいものシークワーサー煮】

    ■材料(2人分)
    さつまいも    1本(160g)
    水        300ml
    砂糖       大さじ2
    塩        小さじ1/4
    シークワーサー  2個

    ■作り方
    ①さつまいもは、1㎝の輪切りにし10分間水に浸け、水気を切る。
    ②シークワーサーは、搾って種を除いておく。
    ③鍋に材料全てを入れてひと混ぜし、弱火でさつまいもが軟らかくなるまで13~15分程煮る。
    ④しばらく置いて味を染み込ませる。
    ⑤器にさつまいもを盛り付け、シークワーサーを飾り出来上がり。

    ※冷蔵庫で冷やせば、スイーツ感覚でもいただけます。常備菜にもおすすめです!

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    レシピ2【まぐろのシークワーサー味噌和え】

    ■材料(2人分)
    まぐろ(刺身用)   100g
    きゅうり        10g
    みょうが        5g

    -酢味噌-
    味噌          30g
    砂糖          6g
    シークワーサー    1.5個分

    ■作り方
    ①まぐろは、一口サイズにカットする。きゅうりは斜め半分の2mmスライス、みょうがは縦1㎜にスライスして、水にさらした後よく水気を拭き取る。
    ②酢味噌の材料を、よく混ぜる。
    ③食べる直前に①と②を軽くまぜ、器に盛り付けたら出来上がり。

written by 小市 亜紀子

チョクバイ!オフィシャルサポーター
野菜ソムリエプロ/冷凍生活アドバイザー/ 食生活アドバイザー2級/栄養士/調理師

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