食コラム
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日本生まれの果物「みかん」 皮を剥いたら“ぱくっ”とおいしい!

ぴゅうっと吹く北風に、体が震える季節になりましたね。そんな季節に甘みを蓄え、おいしくなる果物がみかんです。最近はこたつを使う家庭も少なくなっていますが、みかんと言えば「こたつにみかん」。こたつに集まりぬくぬくとみかんを食べれば、自然と笑顔がこぼれ、おしゃべりもいつもより弾む気がしませんか??
ぴゅうっと吹く北風に、体が震える季節になりましたね。そんな季節に甘みを蓄え、おいしくなる果物がみかんです。最近はこたつを使う家庭も少なくなっていますが、みかんと言えば「こたつにみかん」。こたつに集まりぬくぬくとみかんを食べれば、自然と笑顔がこぼれ、おしゃべりもいつもより弾む気がしませんか??

「みかん」の楽しみ方

  • みかん ってこんな果物です

    みかんの原産地は鹿児島県。中国から伝わった柑橘類から偶然生まれたと言われています。それまで食べられていた柑橘よりも密のように甘かったことから「密柑」(みつかん)と呼ばれ、「みつかん」から今の「みかん」へと呼び方が変わっていったそうです。
    みかんは一般的な呼び方で、温州みかんが正式名称。温州は、中国から伝わった当時、柑橘類の名産地であった、中国の浙江省温州にあやかって付けられたのだとか。

    品種もたくさんありますが、「有田みかん」や「愛媛みかん」など地域名をブランド名として販売していることが多いそうです。そして、特に糖度の高いみかんには、愛媛県の「味ピカ」、長崎県の「出島の華」などの名前を付けて出荷しており、いろいろなブランドのみかんを食べ比べてみるのも楽しそうですね。

  • 収穫時期で違う みかんの味わい

    みかんは収穫の時期によって味わいも変わってきます。それぞれの時期の特徴をご紹介します。

    ■9月~10月頃 極早生みかん
    皮は黄色い部分とグリーンがかっているところがあります。果肉はジューシーで酸味はやや強めなのが特徴。袋(じょうのう膜)も薄くて食べやすいです。

    ■10月下旬~12月頃 早生みかん
    この頃がみかんのシーズンとなり、皮はオレンジ色に染まります。甘味もあり、ほどよい酸味も魅力です。

    ■11月下旬~12月下旬頃 中生(なかて)みかん
    酸味が少なく、甘みが強くなってきます。袋(じょうのう膜)は早生みかんに比べるとやや厚めになってきますが、日持ちがするのものこの頃のみかんの特徴です。

    ■12月下旬~3月頃 晩生(おくて)みかん
    みかんシーズンも終わりに近づきます。代表的な品種に「青島みかん」があります。このみかんは、収穫後1カ月ほど貯蔵し、糖度を高めてから出荷され、形も大きめの扁平で袋(じょうのう膜)もやや厚めであるのが特徴です。ほどよい酸味とコクのある甘さが楽しめるのがこの頃のみかんです。

    ■5月~9月頃(みかんシーズン以外でも楽しめる。) ハウスみかん
    温室で栽培されるみかんの総称。栽培に手間がかかるために価格は高めですが、甘味が強いみかんです。大きさもやや小ぶりのものが多いです。

  • みかんがご当地グルメに??

    山口県周防大島は「みかんの島」と言われており、特産のみかんを全国にも広めようとインパクトのある「みかん鍋」を開発。ご当地グルメとして話題になっています。
    「みかん鍋」の調理法や鍋に入れる具材、薬味は、島内の飲食店経営者や料理人で構成する「周防大島みかん鍋奉行会」によって4つの定義として決められており、提供するお店はそれに従って調理を行っているそうです。
    その4つの定義とは…。

    【①みかんは焼きみかんを入れること】
    みかんのサイズは直径5cmのものを使い、皮がついたままのみかんを焼き、鍋に入れます。みかんの香りが、食欲増進と魚介の臭みを緩和する役目があるのだそう。焼きみかんには、みかんの安心・安全チェックをクリアしたお墨付きの意味も込めた「鍋奉行御用達」という焼き印が入っています。焼いたみかんはえぐみがなくなるので、デザート代わりに皮ごといただけるそうですよ。

    【②瀬戸内海で獲れた海の幸を使ったつみれを入れること】
    つみれの中にもみかんの皮が練りこまれています。

    【③みかん胡椒を使うこと】
    青唐辛子とみかんの皮で作られたみかん胡椒で鍋を楽しむそうです。

    【④〆は「みかん雑炊」にすること】
    卵白を泡立てて作ったメレンゲをご飯が入った鍋に入れ、その上には卵黄をかけて、真ん中にはねぎを散らします。よく見ると、ねぎがヘタ、卵黄がみかんの皮の色を表現しているのだとか。

    「みかん鍋」は、みかんのシーズンである11月~3月末までの期間限定でいただくことができ、周防大島内で味わえる他、お取り寄せもできるそうです。話題の鍋。どんな味なのか、とても興味がありますよね。

    (※写真上:みかん鍋イメージ、写真下:焼きみかん)

  • 和歌山県民にはお馴染み。「和歌山剥き」

    みなさんは、みかんの皮をどのようにして剥いているでしょうか。きっと多くの方が、ヘタがついている方から、或いはお尻の方から皮と袋を外した方法で剥いているのではないでしょうか。
    有田みかんの産地で有名な和歌山県では、「和歌山剥き」(有田剥きとも)という剥き方があり、
    みかんのお尻の方に指を入れて、皮と袋をくっつけたまま4つに剥く方法です。慣れるまではもたつきそうですが、和歌山県民がやっている「和歌山剥き」を是非お試しくださいね。

    (※写真上:一般的な剥き方、写真下:和歌山剥き)

  • 栄養

    みかんは、肌の健康を保ち、冬を元気に過ごすための錆びない体づくりに作用するとされています。また、果物や野菜の色素を作っている、βクリプトキサンチンが果物の中では多く含まれており、骨の健康に役立つ働きがあると言われています。

  • 選び方

    こんなみかんを選びましょう。

    ・形は扁平で重量感があるもの
    ・張りがあって、皮の色づきがよいもの
    ・ヘタの切り口が小さく、色も薄めのもの
    ・サイズが小さめの方が、甘みが強いと言われています
    ・皮と果肉の間に隙間がなく、ふかふかしないもの
    ・箱で購入する場合には、箱の底にあるみかんの状態もチェック

  • 保存の仕方

    ■涼しくて、風通しのよい場所で保存しましょう。
    11月頃のみかんは、7~10日くらい。12月頃のみかんは2週間くらいを目途に食べきりましょう。

    ■箱で購入した場合には…
    みかんは、収穫してからも呼吸をしているので、購入したら一度箱からすべて出し、みかんをリフレッシュさせてから再び、箱に戻し、フタは開けたまま保存するといいそうです。

    ■ヘタを下向きにする
    ヘタがついている方が皮が硬く、お尻側は柔らかいため、皮が硬いヘタ側の方を下にすることでみかんが傷むのを防ぐことができるそうです。

みかんのおすすめレシピ

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    「たくさんみかんがあって食べきれないわ。」、「ちょっと違う食べ方でみかんを楽しみたいわ。」そんな時、みかんを使ったレシピに挑戦してみませんか??

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    【レシピ① 鶏肉のソテー みかんソースがけ】
    みかんのしぼり汁をソースに入れて、焼いた鶏肉と絡めれば、ご飯もすすむおいしい一皿に。みかんのしぼり汁に果肉を入れても…。

    (材料)
    鶏もも肉 250g
    ☆みかん(しぼって) 50cc
    ☆醤油 大さじ1
    ☆みりん 大さじ1
    ☆はちみつ 小さじ1
    ☆おろしにんにく 少々
    れんこん 5cmくらい
    サラダ油 適量
    塩、こしょう 少々
    酒 少々

    (作り方)
    ①鶏もも肉は、フォークで数か所に穴を開け、塩、こしょうをしておく。れんこんは、1cm幅の半月切りにし、ラップをして電子レンジ500wで1分40秒かける。
    ②ボールに☆のついた調味料を合わせ、よく混ぜておく。
    ③熱したフライパンにサラダ油を入れ、そこへ鶏もも肉を皮目を下にして焼く。
    ④皮目に焼き色がついたら、ひっくり返し、酒を振って蓋をし、火を弱めて中まで火を通す。
    ⑤肉に火が通ったら、一度取り出し、フライパンをきれいに拭きとり、少量のサラダ油を敷き、電子レンジにかけておいた、れんこんを並べ、両面に焼き色をつけお皿に盛る。
    ⑥⑤のフライパンに②で合わせた調味料を入れて煮た立せ、そこへ肉を戻して絡める。お皿に肉を盛り付け、フライパンに残っているソースを上からかける。

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    【レシピ② みかんドレッシング】
    みかんの爽やかな香りと、きれいなオレンジ色を楽しめるドレッシングです。これからますますおいしくなる白菜、ハム、スプラウト、トマトのサラダにかけて召し上がってみてはいかがでしょう??
    (材料)みかん1個分
    みかん 1個
    太白ごま油 大さじ1
    レモン汁 大さじ2分の1
    塩、こしょう 少々
    ・サラダ
    白菜 2~3枚
    ハム 3枚
    スプラウト 1パック
    ミニトマト 4粒

    (作り方)
    ①ボールにみかんのしぼり汁、太白ごま油、レモン汁を入れてよく混ぜ、塩、こしょうで味をととのえる。
    ②白菜は芯と葉を分けて、千切りにする。ハムも千切りにし、白菜、ハム、スプラウトを混ぜ合わせ盛り付ける。4分の1に切ったミニトマトを上に飾る。

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    【レシピ③ ホットケーキミックスで簡単!みかんケーキ】
    ホットケーキミックスを使って、ボール一つでできる手軽さもいいですよ。今日のおやつにいかがですか??コーヒーともよく合います。

    (材料) 横17.5cm×縦6.5cm×高さ4.5cmパウンドケーキ型 
    みかんのしぼり汁 60cc
    ホットケーキミックス 150g
    砂糖 大さじ2
    卵 1個
    太白ごま油 大さじ1と2分の1
    みかん 2分の1個(飾り用)
    グラニュー糖 適量

    (作り方)
    ①飾り用のみかんは、皮を剥いて薄く半月切りにしておく。
    ②ボールに、ホットケーキミックス、砂糖、卵を入れてよく混ぜ、みかんのしぼり汁を少しづつ加えて滑らかにする。
    ③②に太白ごま油を何回かに分けて入れ、その都度よく混ぜる。
    ④③を型に流し入れて、①のみかんを並べ、上にグラニュー糖を振り、180度のオーブンで25分ほど焼く。

written by 青柳 由美子

野菜ソムリエプロ/冷凍生活アドバイザー/食品衛生責任者

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