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#06

秋葉原の家電量販店から、印西にある実家の農園へ。

櫻井農園|千葉県印西市
櫻井 修一 さん

私は専門学校を卒業し、秋葉原の家電量販店で働いていましたが、転機は突然やってきました。
ITバブルが終わってボーナスもなくなりどうしようかと思っていたその時、同僚に実家のお米を食べてもらった際の「このお米本当に美味しいね!なんで実家継がないの?」という一言で就農しようと決めました!
当時のことは今でもよく覚えていて、自分の作ったものを美味しく食べてもらいたいという気持ちは仕事をする上でとても大切にしています。

前職での経験が農園で役に立った

実際に農園を継いでみて一番衝撃だったことは休みがないということでした。栽培だけでなく、袋詰めの作業などでなかなか最初は休めませんでしたね。
しかし、前職でやっていた経験から、日々少しずつですが定量的に目標を立て一つ一つクリアしていくことで業務効率化を図っていきました。
その結果、徐々に休みを取れるようになりましたし、何より自分で目標を立てられる自由さは仕事のやりがいに直結しています。

経営として農園を俯瞰してみて

どんぶり勘定で経営されている方が多い中で、私は細かく数値目標を追っていきました。そして人の雇用・農園の拡大・収益の安定性の観点で栽培品種を見直すことにしました。
農園拡大させ収益上げるためには雇用が不可欠です。この近辺ではご高齢の方が多いため、皆さんに負担が少なくなるよう収穫のしやすいブロッコリーやナス、小松菜を増やしました。
人が増えると自然と農園が活気づいて仕事が楽しくなった反面、責任感が強くなったのもこの頃からだった思います。

毎年試行錯誤した結果、減農薬になりました

経営もさることながら、農作物の栽培に関してもこだわりを持っています。
親の知り合いなど横のつながりで、積極的に新しいことを取り入れています。
例えばフェロモントラップを仕掛けることで、農薬の散布回数を減らすことに成功しました。日々少しずつですがこの積み重ねが将来の大きな改善になると思って取り組んでいます。

機械を導入し、より働きやすい環境を

小松菜をメインにしているのですが、一番手のかかる工程は栽培より荷詰め作業です。農園をより大規模にしていくためには今のままではいけないと考え、この荷詰め作業に機械を導入しました。そうしたことで飛躍的に生産量を拡大することができました。
また、一緒に働く仲間からも、作業の細かいところにより着目できる時間が増えたと満足の声もあがっています。

農園を拡大させ、印西の田園風景を守りたい

どこもそうかもしれませんが、印西でも高齢化が進み徐々に畑が空いてきています。
ここまで品種や育て方、機械の導入でいかにして規模を拡大していくか述べてきましたが、その理由はたった一つで、「印西の風景を残したい」というものです。
品質向上にも取り組みながら規模を拡大することは難しいですが、徐々に準備をして来るべきタイミングに備えています。
そして、自分たちが作る野菜をより多くの人に食べてもらいたいと思っています!

住所   
千葉県印西市
備考   
出荷先
・イオン北小金店「まごころ農家」
・イオン柏店「まごころ農家」
written by 中道 貴也

株式会社AGRI SMILE 代表取締役

学生時代は地元兵庫県丹波市に農業で貢献したいという思いから、植物成長調整剤の研究に取り組みました。
その結果、対象資材は「第25回地球環境大賞」にて「農林水産大臣賞」を受賞することができました。
その後、農業を通して各地域をより魅力的な場所したいという想いから、2018年8月、株式会社AGRI SMILEを設立。
幼少期からの経験によって、農家さんの生産プロセスに尊敬の念を抱いています。

オコメEXPRESS
https://agri-smile.com/service/okome-express/about/

AGRI SMILE
https://agri-smile.com/

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