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#15

農薬に頼らない栽培。農家だからこそ品質にこだわります。

千葉県松戸市
谷口農園
 

谷口家の17代目です。農家は祖父の代から始めました。
私は一度就職をしましたが、祖母が交通事故に遭ってしまい、社会人2年目くらいで農家になりました。
もともと社会人経験をしてから就農するつもりではありましたが、思ったよりも早まりました。これもタイミングだなと思っています。
今は直売所、スーパー(マックスバリュー新松戸店、マミーマート)の産直コーナーへの出荷をメインにしています。

手作りの忌避剤で栽培をしています。

農家は品質こそ手をかけるべきだと思っているので、こだわっている点はいくつかあります。

まずは土作りです。
化学肥料は使わず、堆肥や有機肥料を使っています。
また、私は基本的に農薬に頼らずに野菜を作っています。農薬を使う代わりに、自家製の忌避剤をかけているんです。基本的に口に入れてもいいもので作った忌避剤で、にんにく・生姜・唐辛子・ミントなどを、アルコール度数の高い焼酎につけたものを薄めて散布しています。

土の力もあるかと思いますが、今は虫がつかなくなりました。

この栽培方法も最初から上手くいったわけではなく、親が始めて2年くらいはほとんど無収入のような状態でした。試行錯誤を重ねて今があります。

野菜によって忌避剤の合う合わないなどもあり、このようなノウハウは研究会でも共有しています。

ポップや試食。スーパーでの販売でも工夫を

スーパーの販売でも、ただ出すのではなく、お願いして工夫をしています。

例えば、
・ポップで「木で完熟させたトマトです!」と一言つける。
・品種がわかるようにしたり、のぼりをお店に設置してもらう。
・枝豆は食べ比べて貰ってハッキリ分かる野菜なので試食を出してもらう。
という感じです。

「損して得取れ」とはよく言いますが、お客様に知ってもらうことは大切です。
新しい野菜などはとくに、定着するまで2シーズンぐらいはかかってしまうものです。
まずは手に取ってもらう、味を知ってもらうためのキッカケづくりは必要だと感じています。

農家が販売に関わり、お客さんの声が聞ける、直売のスタイルも大切にしたい

直売所への出荷は、まつぼっくりの前身、青空市の頃からです。
当時はスーパーの産直コーナーもまだないころで、ほぼ立ち上げの頃から携わっています。

直売所まつぼっくりでは、農家が担当持ち回りで販売もやります。
お客さんとお話ができ、直接感想を聞けますし、
農家としても「売る大変さ」を知るキッカケにもなるかなと思っています。

農家だからこそ、これからも品質にこだわり続けたい

今は子供も小学生なので、跡継ぎのことはもう少し先になるかなと思います。
もちろん、継いでくれたら嬉しいですが笑

直売所とスーパーへの出荷をメインにした今は、以前より安定するようになりました。野菜相場は上下があります。
「農家を継ぎたい」と思ってもらうためにも、これからも安定して収益をあげれられるようにしていきます。

また、今ではスーパー方との信頼関係もでき、新店オープンのたびに声かかったり、紹介をお願いされるようになりました。
人と人とのつながりで徐々に広がってきたと思います。
おかげさまで「松戸の農家の野菜は品質がいい」とご好評頂いています。
農家だからこそ、これからも品質にこだわっていきたいです。

住所   
千葉県松戸市
written by 田山由紀

筑波大学卒業後、営業・顧客サポートに携わる。
現在は、株式会社ファーマーズ・ガイドにて
ライター/カスタマーサクセスとして地元流山をメインに活動中。
「子どもには美味しい野菜を食べてほしい」という思いから、
野菜の作り手に興味を持ち、チョクバイならではの新鮮さ、
関わる人の温かみがあることに感動する。
地元野菜の美味しさに改めて気づき、朝市・直売所めぐりが
今では趣味になっている。プライベートでは2児の母。

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