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#18

農薬に頼らない 生きものと共に育つ野菜

千葉県富里市
いち農
佐藤 一 さん

私が農業を始めたきっかけですが、正直、昔から具体的に強い意志があったわけではないんです。でも、今思えば農業というものが心の片隅にはあったのでしょうね。
4~5年前から農業に興味を持ち始め、都内のビジネススクールで勉強をしました。「悩むよりも、実際にやってみよう!」と。そんな時、ちょうど良いタイミングでこの富里の畑と出会い2年前に就農することとなりました。

屋号「いち農」への想い

屋号を考えた時、第一に親からいただいた大切な名前を使いたいと思いました。私の名前、「一(はじめ)」を読み替えて「いち」。
オンリーワンやナンバーワンというのは他者からの評価であると思うので、一農家として自立し、一人前の農家になる!そして家庭を築いてきた農家さんのように一農家として存在したい!そんな様々な想いを込めての「いち」。
農場や農園という言葉を使わなかったのは、カタチを表現するよりも「農の営み」を表現したかったのです。
こうして「いち農」という屋号が誕生しました。

野菜それぞれの性格を活かしたい

私自身、家庭菜園をしてみて、初めて野菜が美味しいということに気が付いたんですよ(笑)
農薬や化学肥料に頼らない作り方なので、当然、虫がついたりもします。
例えば、カブって虫に食われると硬くなるのですが、決して不味くなるわけではありません。逆に普通のカブとはと違った性格のカブというのでしょうか、食感や味にも特徴が出るので、それはそれですごく良いと思うんですよ。
野菜個々の性格に合うようなレシピで調理してみるっていうのもおもしろいと思いませんか?みなさんにもぜひ野菜の性格に注目していただきたいですね。

お客様目線で考え、様々な意見を取り入れています

うちでは少量多品目を生産しています。まだ就農して2年目なので、経験で野菜を作ることができません。ですから、お客様の立場にたつように心がけています。
冬場の今はミニ大根や、ミニ白菜。普通の大きさだとスーパーで3~4㎏の白菜とか、大根を1本購入して持ち帰るのって、女性の方にはすごく大変なことですよね。そんなニーズに合わせて持ち帰りやすいサイズで提供したいなと思い、大きな野菜はミニサイズで育てています。
今はまだテスト中ですが、知人にだけ宅配をしていて、その時は必ず野菜の味や食感などの意見を聞きながら、積極的に取り入れています。

安心して子供が食べることができる野菜作りを

私にも小さい子供がいるので「安心」して食べることができる野菜作りは常に心がけています。
もちろん、農薬や化学肥料は使わないようにしています。1歳の息子は野菜が大好きで、茹でたニンジンやカブにもかぶりつくんですよ!そのせいか、全然風邪をひかないんですよね。
野菜が多く採れた時、妻は野菜のペーストを作っています。味は付けずにペースト状にして冷凍するだけで、日持ちもするし、離乳食やカレー、パスタなどに使うと味に深みも出てとても美味しいので本当におすすめですよ。

今後もお客様の意見を取り入れながら、「安心で美味しい」と言ってもらえる野菜作りを続け、将来的にはたくさんの人に「いち農」に来ていただけるよう努力していきます!

住所   
千葉県富里市
written by 小市 亜紀子

チョクバイ!オフィシャルサポーター
野菜ソムリエプロ/冷凍生活アドバイザー/ 食生活アドバイザー2級/栄養士/調理師

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